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2018/07/26

【レビュー】 ウルトラモバイルPC GPD Pocket

この記事のまとめ:
  • ウルトラモバイルPCであるGPD Pocketを買いましたのでレビューをします。
  • GPD Pocketをより使いやすくするための設定を共有します。

総評

これは完全に買ってよかったです!さくっと取り出せて、両手持ちでも使えるので電車で立っているときにも、(おすすめはしませんが)歩きながらでも使えます。狙い通りの利用ができました。

もともとこのデバイスで重い処理を行うつもりもなかったので処理性能上も今のところ気になるところはありません。

ただし、100%満足というわけではありませんので、良かった点と悪かった点を載せておきます。

悪かった点
  • キー配置 :よく言われる点ではありますが、こればかりはソフトウェア的にキー配置を入れ替えてもどうしようもないです。特に気になるのは、スペースキーの下の左右クリックボタンと、"P"のすぐ右に"Del"ボタンがあること、クォーテーションの位置を毎回見失います。キー配置の入れ替えについてはキー配列変更の章をご覧ください。
  • ヒンジ位置 :画面側のヒンジの取り付け位置の関係上、画面を開くと画面下部が触りにくくなります。せっかくタッチパネル対応なのにちょっともったいないです。
  • ファン音 :ファンが小さいため、単純にうるさいです。
良かった点
  • モビリティ :とにかくこのサイズは他にないので非常に重宝します。両手持ちで不都合なくキータイピングもポインティングデバイス操作も問題なくできるので、場所を選ばず使えます。
  • 電池持ち :バッテリー駆動時間は公称5時間程度ですが、私の利用形態では2週間程度は無充電で使えそうなので満足です。また、モバイルバッテリーからの充電も可能なのでいざというときにも電源サプライを探さなくて済みます。
  • Office Mobile :画面サイズが10.1インチ以下なのでOffice Mobileが無料で使用できます。Androidではあまりうれしさを感じることは多くなかったですが、Windowsではかなり重宝します。
GPD Pocketとは

他にいろいろ説明記事があるのですっ飛ばします!

この辺とかこの辺とか読むなり、見るなりしてみてください。

購入のきっかけ

電車移動時などパソコンをバッグから取り出すにはちょっと不便な場所で多少時間があるときに、ブログを書いたり、ちょこっとプログラミングをしたりしたいときに、ささっと使えるパソコンが欲しくて、いろいろ探した結果、GPD Pocketにたどり着きました。購入したのは1ヶ月近く前の2018年の7月頭だったので、発売してから1年近くたつし、おまけにGPD Pocket 2の発売が正式に発表されたばかりでしたが、それでもGPD Pocketにしました。GPD Pocket 2はキーボード配置を初代から修正してタイピングはしやすそうだったのですが、巷でも言われている通り、ポインティングデバイスがないのは正直不便かと思い、見送ろうと思った次第です。

購入後に行った設定変更

GPD Pocketは、ちょっと癖のあるPCなので少し設定をいじってやった方が使いやすくなります。

キー配置変更

これは好みが出るところだと思いますが、私が変更したキーは下記の通りです。

  • “Delete” ⇔ “Backspace”
  • “Caps Lock” ⇒ “Tab”
  • “Tab” ⇒ “F15 (Scancode 0x0066)” ⇒ “半角/全角” (IME On/Off)
  • “Option Key” ⇒ “Scroll Button”

Change KeyAutoHotkeyを使います。

Change Keyでの変更

上から3つキー配置変更はChange Keyを使って変更します。1つ目と2つ目は造作なく変更は可能だと思いますが、3つ目の"半角/全角"キー割り当てを行うためにまずはChange Keyを使って"Tab"キーに"F15"キーを割当を行いますが、"F15"キーは物理キーボードにはありません。"どこに変更しますか?の画面右上に"Scan code"というボタンがあります(スクリーンショット参照)ので、これを押し、"0x0066"と入力すれば"F15"キーとして扱われます。

次の"F15"キーを"半角/全角"キー相当のIME On/Offの役割にしてやる必要があります。そのためには、タスクバーにあるMicrosoft IMEを右クリックし、プロパティを開きます。拡張設定ボタンを押し、一般タブの中のキーテンプレートの拡張設定を開きます。キー追加ボタンから、F15を追加し、IME On/Offを割り当てて完了です。

AutoHotkeyでの変更

次に"Option"キーに"Scroll Button"を割り当てます。ちなみに"Scroll Button"とはマウスホイールを押したときの動作です。

まずはAutoHotkeyをインストールします。

次に、.ahkの拡張子のファイルを作成し(例えばgpd_pocket.ahk)、下記のように記載します。

AppsKey::MButton

.ahkファイルはAutoHotkeyファイルとして認識されいるはずですので、これを実行するとキー配置が変更されます。

キーボードラベル

この変更に合わせて"Caps Lock"キーと"Tab"キーにテプラでシールを貼りました。かなり手作り感がありますが気にしない気にしない。。。

なお、黒地白文字のこちらのテープカートリッジを使用しました。

スリープ時の省電力化

スリープ時、特に画面を閉じた状態での電力消費が大きいので、2つの対策をします。

ファンドライバーの更新

デフォルトのファンドライバーのままだとWindowsのスリープ時にファンが起動します。これはファンドライバーの問題のようですので、ドライバーを更新します。

下記のGPD Wikiに更新方法が書いてありますので、記載の通りにドライバーを変更して、再起動しなおすとこの不具合は解消されているはずです。

スリープ時のネットワーク切断

Windowsの設定でスリープ時にネットワークの切断を行わない設定になっているとWi-Fiによって電力を消費するようですので、切断を行うように設定を変更します。

こちらも下記のGPD Wikiに変更方法が書いてありますので、記載通りに設定を変更します。

Office Mobileのインストール

Microsoft Storeからダウンロードができるのですが検索してもなぜか出てきません。Microsoftの策略のようにも思えるほどです。 PowerPoint、Excel、Wordについては下記にリンクを張っておきます。

使用アクセサリー

買ってよかったアクセサリー類を紹介します。

ハードカバー

万が一落とした時に保護してくれるかもしれないと思って、Three OneのBODY GUARDIANのブラックを使用しています。若干重みと厚みが増しますが、さほど気になるほどではありませんでした。Amazonではブラックは売り切れてしまっているようですが、ホワイトとクリアはまだありそうです(2018.07.26現在)。

下記のページでレビューがされているので詳細はそちらをご覧ください。

フェルトバッグ

BODY GUARDIANを装着すると純正ケースに入らなくなります。。。なのでセットで同社のフェルトバッグを購入しました。写真の通り、前面にポケットがあるので薄型マウスやUSB Type-Cハブとかなら入りそうです。なお、純正USB充電器は入りませんでした。


液晶保護フィルム

タッチパネル対応なのでよく液晶を触りそうだったのでこちらも同社のSCREEN GUARDIANを購入。

ThinkPad用ロープロファイルトラックポイントキャップ

GPD Pocketでは定番中の定番アイテムです。

Three Oneアクセサリーセット

上記4つのアイテム付きのGPD PocketもAmazonで販売してありますので、一つ一つ買うよりかはこちらの方がお買い得かも。。。

モバイルバッテリー

PD (Power Delivery)対応のモバイルバッテリーであればGPD Pocketに充電可能ということだったので下記の製品を購入しました。問題なく充電できます。ただし、このモバイルバッテリーのバッテリー容量は公称10,000mAhに対して、GPD Pocketは7,000mAhとのことですが、57%までしか充電されませんでした。どっちのロスが大きいのか知りませんが、まー、そんなもんでしょう。





今回は以上です。 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。




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