この記事のまとめ:
- Raspberry Pi 3B+にUbuntu 18.04 LTSのインストールと初期設定方法をまとめています。
背景
以前、Raspbian OSを使ってRaspberry Piの初期設定方法をまとめましたが、Raspbian OSでは使いたいソフトウェアが使えないことがわかり、Ubuntuをインストールする必要が出てきました。なぜ、OSで差分が出るかというと、Raspberry Pi 3B+のCPUはarm Cortex-A53であり、64ビット版のArmv8命令セットに対応したCPUにもかかわらず、Raspbian OSでは32ビット版のArmv7命令セットにしか対応していません。これによって使いたいソフトウェアが使えないということがわかりました。そのため、Raspberry Pi 3B+に64ビット版Armv8に対応したUbuntu 18.04 LTSをインストールするしようと思います。
Ubuntu 18.04 LTSのインストール
OSイメージは、Ubuntu 18.04.3 LTSのRaspberry Pi 3 (64-bit ARM) preinstalled server imageを利用します。
ダウンロードファイルはxz形式で圧縮されており、解凍するとイメージファイルがありますので、EtcherなどでSDカードに焼きこみます。
何の設定もなしにSSHでログインできる状態なのでDHCPでIPアドレスだけ割り振ればすぐに使えます。
なお、初期ログイン情報は下記の通りです。
- ID: ubuntu
- Password: ubuntu
ログインとともにパスワードの変更が求められます。
ネットワーク設定
Ubuntu 18.04ではネットワークの設定はnetplanを使うようになったため、/etc/netplan/50-cloud-init.yaml
を次のように編集します。
変更の反映は下記のコマンドでできます。
今回は以上です。 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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